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団体の目的 | 親による虐待や不適切な養育が急増する昨今、我が国では児童相談所を中心とする行政の努力にも関わらず解決の兆しは一向に見えません。ぐるーんは抱っこやスキンシップという基本的かつ人間の根源的な欲求に基づいた活動を主軸に、幅広い市民参加、企業参加を促しながら、親を必要とする子どもと子どもが欲しい大人の距離を近づけ、本来存在しなかった “幸せな家族”をひとつでも多くつくりだすこと、つまり、虐待などで親と離れて暮らす子ども達が家庭的な環境の中で成長できる社会の実現を目指します。 |
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団体活動・業務 | 現在、親が育てられずに全国の乳児院で保護されている赤ちゃんは3000人もいます。一方、高度生殖医療(ART)の治療件数が2010年に24万件を超え、世界一の多さとなるなど、日本は不妊大国であると指摘されています。 子どもとともに生きる人生を望む人が多いにも関わらず、里親も養子縁組の件数も一向に増えないのは、制度についてあまりに認知されていないこと、里親や養親になりうる人が必要とする情報に接する機会が少ないこと、そして子どもとの人生を望む人に多角的な視点から的確な選択肢を提示できるガイドが存在しないことなどが主な理由です。 ぐる〜んは、乳児院で暮らす子どもたちを抱きしめる活動や、施設の子ども、里子、養子、一般家庭の子どもたちが共にふれあう交流イベントの開催、そしてインターネット上での情報発信を続けながら、里子・養子候補の子ども達と里親・養親候補者の距離を縮める活動をしてきました。 ぐる〜んの戦略上でユニークなところは、以下の通りです。 ① 気軽に参加できる“体験型”抱っこプロジェクトによって、子ども達への理解と共感を深めているところ。 ②サポーターの抱っこプロジェクトを通した“ストーリー型”広報をインターネットを活用して実施し、里親・養親候補者への認知向上を実行しているところ。 ③ 里子・養子と里親・養親候補者の情報を“データベース化”し、効率的かつより幸せなマッチングを目指しているところ。 中長期的には、以下のフェーズで目標をの実現を目指します。 フェーズ1 「血のつながりを超えた子どもとの絆をPR」 施設、里親へのサポーター派遣/子どもたちとの交流イベント/シンポジウム等の広報活動への注力 フェーズ2 「血のつながりを超えた子どもたちと大人のマッチング」 1の活動から、必要な情報を収集し、養子縁組斡旋事業者や行政との連携により効率的でミスマッチの少ない幸せなマッチングの実現をサポート。血のつながりを超えた様々な新しい絆を創出 フェーズ3 「家族」の再定義 1.2の活動から「家族」の概念を再定義し、社会に発信。里子や養子が育ちやすい世の中を実現する |
設立以来の 主な活動実績 |
2011年2月 前代表有尾美香子が親と暮らせない子ども達の支援を行う「ぐるーんプロジェクト」立ち上げ。 2011年6月 立場を超えた幅広い層がぐるーんプロジェクトに賛同。乳児院・児童養護施設で暮らす子ども達が家庭的な環境の中で養育される社会の実現を果たそうと活動を進める。 2014年2月 一般社団法人の法人格を取得。有尾美香子と河本美津子の2人が理事を務める。 2014年10月 サポーター約320名、スポンサー約30名。神奈川でスタートしたぐるーんサポーターによる乳児院の子ども達の抱っこは、1都1府12県へと広まっている。その中から里親登録者(予定者含む)6名が出て来ている。 2015年2月 前代表有尾の急逝により、河本美津子が代表理事を引き継ぐ。 2015年11月現在、サポーター登録者は1000名を超え、1都1道2府30県に及ぶ。地域のサポーターが相互に連携しつつ、子ども達との関わり方や必要な支援を考えて活動している。 |
現在特に力を 入れていること |
ぐる〜んは、乳児院で暮らす子どもたちを抱きしめる活動や、施設の子ども、里子、養子、一般家庭の子どもたちが共にふれあう交流イベントの開催、そしてインターネット上での情報発信を続けながら、里子・養子候補の子ども達と里親・養親候補者の距離を縮める活動をしてきました。その結果、当初予想していた通り、交流イベントや乳児院で抱っこをするサポーターの中から、里親や養親を希望される方が出て来ています。サポーターに登録される方も増えています。今後、一層裾野拡大の流れを加速することに成功できれば、結果的に、日本の“施設偏重”の社会的養護から“家庭的養護”への脱却を早期に実現できます。 しかしながら、長年維持されて来た“施設偏重”社会を変えるのは並大抵のことではありません。里親や養子縁組が広がらない理由としては、制度について必要な情報に接する機会の不足により正確な認知がされていないこと、里親や養親になりうる人が里子や養子候補の子ども達と出会う場が少ないこと、斡旋機能がきちんと機能していないことなどが理由です。 そこでぐる〜んでは、今後もサポーターの抱っこプロジェクトを通した“ストーリー型”広報と体験型”抱っこ”プロジェクの継続により、一層里親・養親候補者を増やすとともに、里子・養子候補の子ども達と里親・養親候補者の距離を縮める交流イベントを積極的に開催していきます。 2015年度の主な活動 1月 里親心得座談会 5月 ダチョウイベント 7月 サバイバルイベント 11月 トトロイベント |
今後の活動の 方向性・ ビジョン |
代表者 | 河本 美津子 |
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所在地 | 岡山市北区 |
設立年月日 | 2011年2月1日 |
電話番号 | 086-250-0418 |
ファックス | |
メール | info@gruun.org |
URL | http://www.gruun.org/ |
※この情報は、「canpan」から提供されたものを基本としています。