登録団体紹介

訪問理美容ネットワークゆうゆう

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団体の目的 この法人は、高齢者、要介護者の在宅訪問理美容等、山村過疎地域の無美容室・理容室地域への出張理美容や介護施設・老人施設に対しての出張理美容や介護、介護予防活動、後継人材育成の為の教育活動、給食サービス、広報活動に関する事業等を行い、もって公益の増進に寄与することを目的とする。(定款掲載)
団体活動・業務 訪問理美容では主に老人福祉施設への定期的な出張理美容事業と理美容室へ来店できない、身体障碍者や介護者の為に在宅への出張理美容を実施しています。又高知県地域では中山間過疎地域が多く、中でも地域に理美容施設の無い地域、馬路村、北川村、大川村などに地域の社会福祉協議会と連携して出張理美容を実施しています。出張理美容は有料となっていますが、高齢者が入所する福祉施設での出張理美容はシャンプーが無く、一度に大勢の方が利用するため、通常の理美容室よりは安価となっています。今受益者は年間3,300人程度です。又当NPOのスタッフは子育て世代の美容師が多く、美容室の忙しい祭日日曜日などは保育園が休みのため出勤できず、一般の美容室に勤務していても子育てで退職したり、求職しても採用されなかった美容師がほとんどです。今スタッフは10名程度で勤務先を割り振って、遠い所は片道1時間の中山間地域まで出張理美容活動をしています。スタッフのほとんどが美容師の為に整髪技術だけでなく、メイクやヘアーセット、着物の着付けの技術を生かして、老人クラブ連合会と提携し無料で着物着付け講座の開催や、メイク講習会のイベントを地域のお祭り等と連携して実施してしています。
設立以来の
主な活動実績
代表者の履歴  西岡 貢
昭和代25年10月24日生 64歳  
昭和43年高知県高知西高等学校卒業
昭和44年神奈川県相模原NEC入社
昭和50年帰郷して富士火災高知支社入社
昭和64年富士火災代理店開業
平成8年美容室SCサロン開店
平成15年NPO設立
NPO設立までの経緯
美容室SCサロンの開店に伴って、高知県美容環境衛生同業組合に加入。その後美容組合地区長、常務理事に就任。美容組合では出張理美容事業を開始。高知県美容組合理事長の元事業担当者となる。県下美容室経営者が介護学習を受講して「在宅出張理美容事業」を組合で開始。運営をケアサポートに委託。当時認知症で介護施設に入所していた母を女房と見舞いの折に、女房が髪を切って口紅をつけると、母は大変喜んで、入所している友達に見せて回った。その夜は風呂でも口紅を落とさなかったと施設の担当者から聞いた。母の入所している老人福祉施設では美容師の施術が無かったので、定期的に美容に来てほしいと要望があった。その中山間過疎地域馬路村の福祉課から、地域に理美容室が無いので出張理美容に来てほしいと要請があり、馬路村社会福祉協議会のお世話をいただき、理美容施設も村の保育園あとの交流センターの一角をお借りして、理美容設備は馬路村が準備し定期的な出張理美容が開始した。その後法人申請をしてNPOの本格的な活動が開始となった。
主な活動実績
理美容室に自力で来店できない身体障害者や介護を必要とする自宅や入所施設へ訪問理美容の実施。
高知県中山間過疎地域馬路村、北川村、大川村へ社会福祉協議会と提携し定期的な出張理美容実施。
2004年財団法人高知県ふくし交流財団より高齢者地域活動支援事業費助成で馬路村と特別養護老人 ホーム大野見荘へ美容講習会の実施。
2004年高齢者福祉施設、集いの家等への介護予防の為の福祉美容活動では市内5か所へ美容講習会。
2004年平成16年度経済産業省、株式会社三菱総合研究所業務委託、小規模事業活性化推進(市民活 動活性化モデル事業(事業化基本計画策定調査事業)))実施。
2005年平成17年度独立行政法人福祉医療機構「地方分」助成事業、「べっぴんしゃん講習会」地域 開催支援ネットワークの構築事業。
2005年平成17年度公益信託地域社会づくりファンド助成「福祉美容と地域づくり」生き甲斐活動。
2006年平成18年度公益信託地域社会づくりファンド助成「着物の着付け講習会」実施。
2007年度平成19年度日本郵便年賀寄付金「福祉サービス・ゆうゆうサロン」施設改修事業。
2007年度平成19年度NPOと行政との協働推進事業。「高齢者支援団体交流の場づくり」支援事業
2008年度平成20年度独立行政法人医療福祉機構助成事業「べっぴんしゃと地域伝承料理で粋粋交流 ネットワーク構築事業。
2012年度平成24年度現在理美容スタッフ11名年間受益者数3453名 
2013年日本財団の助成。香川県10島の出張理美容の実施。愛媛県今治市別宮町に地域活動拠点ふくし美容研修センターを設置。
2014年日本財団助成。岡山県瀬戸内海離島、六島、高島に定期的な訪問理美容を開始。
2015年日本財団助成。香川県坂出市与島に訪問理美容研修センターを設置。訪問理美容講習会を実施。


現在特に力を
入れていること
少子高齢時代の中山間過疎地域や離島地域では高齢者は人口の60%を超えている所があります。ここには商店も食堂も無くなり、交通網も縮小しています。住民も少なくなった採算性の合わない地域には業者も撤退しています。ましてや昨今の不況で地域事業が立ち行かなくなっています。
今このような地方の中山間過疎地域や離島に住む住民に少しでも元気になっていただければと、理美容室の無い瀬戸内海の離島に持続的な出張理美容活動を開始しています。採算性の取れない地域での活動は大変ですが、地域からの信頼を得れば持続は可能と考えています。今回は日本財団から初めて助成を頂いて、香川県の離島17島を訪問し現在10島14地域の出張理美容を実施する事が出来ました。又丸亀市広島では地域から会場をお借りして、島に美容室を準備する事となりました。これからも瀬戸内海の住民の住んでいる理美容室のない離島を訪問して、定期的な出張理美容が持続する為に地域にスタッフ育成や広報活動、地域活動のネットワークを形成したいと活動をしています。
今後の活動の
方向性・
ビジョン
中山間過疎地域への出張理美容支援事業拡大がまだまだ必要と思っていますので、高知県だけでなく四国中山間過疎地域へ地域づくり支援課等訪問し過疎地域への定期的な訪問計画や空き住宅の再活用を依頼して現場への交流を進めています。特に海に挟まれた瀬戸内海離島地域には島が969島あり、住民の住んでいる島は152島あります。この離島への定期的な出張理美容を目指して今、瀬戸内海臨県の活動団体と交流を進めています。今年は四国瀬戸内海の離島を訪問して具体的な出張理美容の取り組みが出来る島を作ってきました。又次年度は中国瀬戸内海離島地域特に岡山県の離島地域を訪問して離島事情を検討しながら具体的な取り組みを仕上げていきたいと考えます。又訪問する理美容師のスキルアップ講習会や人材育成機能として通信教育体制のふくし理美容学習等の教育プログラムが必要と考えます。更に瀬戸内海離島支援ネットワークとして当理美容活動だけでなく連携や支援の出来るNPO団体とグループを作って離島の高齢者にも住み慣れた離島でいつまでも元気に暮らしていただけるプログラムを全島支援ネットワークとして構築していく必要があるのではと瀬戸内海臨県地域で活動する団体と協力関係を作っています。
代表者 西岡 貢
所在地 高知市
設立年月日 2003年5月30日
電話番号 088-861-3644
ファックス 088-861-3646
メール npouu@npouu.net
URL http://www.npouu.net

※この情報は、「canpan」から提供されたものを基本としています。

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